HOME >> 実際にあった相続の話

このページは実際に相続担当税理士である松岡敏行が相続の現場で経験した出来事をコラム形式で紹介していくページです。
相続の実務ではドラマよりもドラマチックな事が多々あります。


#1)「本当の相続財産」とは… l #2)10億円を手にした家政婦 l #3)ご主人のベッドの横で毎日眠り続けた奥さん
#4)地下室の巨大金庫 l #5)高額な結婚指輪は課税されるか?

コラム 高額な結婚指輪は課税されるか?

主人が亡くなったので相続申告をお願いしたい、と依頼を受けた時のことです。相続申告の流れを説明するためにご自宅を訪問すると、奥さんの指にはとても大きくて見たこともないようなダイヤの指輪がはめられていました。

これは税理士としては聞いておかなければならない・・・
タイミングを見計らって、「奥さんその指輪は・・・」と聞くと、亡くなったご主人からの結婚指輪とのこと。その指輪はとても高額なものでした。

ところで、高額な結婚指輪は贈与税の課税対象となるのでしょうか。
原則は「課税対象」となります。ただし、「社会通念上必要な範囲においては非課税」という扱いになります。この「社会通念上必要な範囲」とはどのようなものでしょうか。

一般的には給料の半年分などと言われますが、給料の額は人によって異なります。
例えばイチローのような高額な収入のある人と一般的なサラリーマンの方とでは、「社会通念上必要な範囲」も異なると言えるでしょう。

だから、「社会通念上必要な範囲」とは、その人の所得や職業によって変わる非常にあいまいなものなのです。

よくテレビで芸能人が結婚指輪を公開しているシーンを見かけますが、ついついこれは贈与税の課税対象なのだろうかと考えてしまうのは職業病でしょうか・・・










































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